教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第五回『栄養の日と水分・塩分補給について』
皆さんこんにちは。楽しい夏休みを過ごせているでしょうか。熱中症や食中毒の多い季節ですから、水分補給や口にする食べ物には気を付けて下さいね。

ところで、暑い日々を過ごす中で食欲が落ちてきているのではないでしょうか。暑いからと冷たいアイスクリームやジュースばかり食べて、食事がしっかり摂れていないと、酷い時には栄養失調を起こし病院へ運ばれることもあります。栄養失調は発展途上国でおこる問題だけではなく、食に豊かで選択肢の多い先進国でも起こる問題となっています。夏の風物詩であるかき氷やアイスクリームは美味しいですが、それだけで満腹にするのではなく、バランスの良い食事をしっかりとりましょう。そして8月4日は栄養の日です!8(エイト)4(よん)で「えいよう」となることから決められた記念日は、今年新しく日本栄養士会より制定されました。現代の多様化する食・栄養課題に対して正しい情報の発信、国民の健康・福祉の向上を図り社会活動の充実、健全な心身を育み一人一人が自己実現を叶える元気な未来の日本をつくることを目的として制定され管理栄養士・栄養士の活動の場で国民運動として推進されていきます。8月1日~8月7日は栄養週間、8月4日は栄養の日とされましたので、8月をきっかけに栄養についてたくさん考えてみましょう。

 最後に、水分補給についてお話しします。たくさん遊んでたくさん汗をかいたのに「飲まず食わず」では体は悲鳴を上げてしまいます。また水分以外にミネラル(塩分)も汗と一緒に体外へ排出されています。ここで塩分摂取におすすめの食材は梅干しです。梅干しは、クエン酸・カルシウム・亜鉛などのミネラルが多く含まれた食品で、疲労防止・疲労回復・胃腸の不調・二日酔い・老化防止・肩こり・冷え症に効果があると言われています。お水やお茶を飲んで水分をとったから良いというのではなく、一緒に塩分補給をすることを忘れないようにしましょう。また、涼しい場所で適度に休憩も入れて体を休めることも大切です。一度体内にこもった熱エネルギーはなかなか体外へ放出されません。熱中症になってから水分補給しても効果はあまり無く、重症化すると命に関わる緊急事態になりかねない危険なものです。イベントがたくさんある夏休みですが、適切な休憩・水分補給をしっかりとし、夏休み明けには元気な姿の皆さんに会えることを楽しみにしています。
                        栄養士:花田
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