教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第2回 『食と健康について』
9月9日は、健康長寿を祝う重陽(ちょうよう)の節句だったり、救急の日でもあったりしますが、食べ物を「捨てないん(ナイン)」「残さないん(ナイン)」のごろ合わせから、『食べ物を大事にする日』でもあります。
政府広報の発表によると、まだ食べられるのに捨てられている日本の「食品ロス」は、年間500万~800万トン。
2012年の日本の米収穫量約850万トンとほぼ同じなのです。びっくりですよね。
その量を国民1人当たりの量に換算すると、毎日おにぎりを1~2個捨てていることになるそうです。
この膨大な食品ロスの総数のうち、食品メーカーや小売店などから出る「事業系ロス」と、「一般家庭から出るロス」の比率は、ほぼ半々だそうです。
と言うことは、私たち1人1人の努力でロスを減らすことができるということ。
9月9日は、ぜひ健康と食べ物を大切にすることについて考えてみてほしいと思います。
当たり前に捨てているけど実は食べられる物の代表格は、「ブロッコリーの茎」です。皮をむいて細切りにして、金平やスープに入れると栄養価も高くて美味しいですよ。
大根葉なども捨てていませんか? ビタミン類はもちろん、鉄分やカルシウムも豊富なんです。
細かく刻んで、りちりめんじゃこや鰹節と炒め、みりんとしょうゆで味をつければ、御飯にぴったりの一品になります。ゴマ油を使ったり、ゴマを入れるのもおすすめです。
ぜひ試してみてください。

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