教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第45回「明けましておめでとうございます。~新年の行事食について~」
明けましておめでとうございます。新しい1年のはじまりですね。
行事食には、日本の歴史や伝統が大きく反映されています。ただ食事として楽しむだけではなく、行事食にはどのような意味があるのか、どのような願いや思いが込められているのかを理解することで、日本の文化や伝統をより身近に感じられるでしょう。
1月の行事食としては、雑煮、七草がゆなどがあります。
雑煮は地域によって具材が大きく異なる行事食です。一説によると、雑煮に入れる餅は、鏡餅に宿った年神様の力をもらうためのものといわれ、年神様にお供えした鏡餅を切り分けて調理します。また東日本では角餅、西日本では丸餅を使う傾向がみられます。他の具材は、一般的にはその地域の特産品を使うことが多いようです。
古くから少しずつ形を変えて受け継がれてきた行事食は、文化や伝統を再確認する最も身近な教材といえます。
お正月以外にも、1年の間に行事食を食べる機会は複数あるため、食を通じて風習やマナーを学ぶ、貴重な食育の体験の場として、お子様たちをと共に行事食に触れてみてはいかがでしょうか。
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