教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第6回 『食品ロス』
長い夏休みが終わりましたね。楽しい思い出がたくさんできましたか?
 今年の夏は雨や台風が多く異常気象と言われ、例年より涼しく感じられましたね。カンカン照りの太陽が待ち遠しくさえありました。今年の福岡県の日照時間は平均の40%くらいだったそうです。
 この太陽を待っていたのは、作物も同じです。長雨、日照不足で葉物野菜の値段は高騰しています。秋に収穫する果物も実をつける前に落ちたり、枯れたりしています。
 私達の食生活は気候や環境などさまざまなものに左右されてしまいます。天の恵みの食べ物をみなさんは大切にしていますか。
 本来食べられたはずの食品、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなどを含めて「食品ロス」と言われます。これは日本における米の年間収穫量約850万トンに匹敵し、日本人一人当りに換算すると毎日おにぎり1~2個分が捨てられていることになります。
 家庭での「食品ロス」を減らすために、値段が安いからと言って食材を買い過ぎないようにしましょう。家庭から出るゴミの中には、豆腐や納豆を3パック1セットで購入したもののうち1パックが手つかずで捨てられていることがよくあるそうです。食べきれなかったものは一回使用分ごとに小分けして冷凍保存したり、別の料理に活用して早めに食べきるようにしたいですね。
 「食品ロス」の削減のために、食べ物を大切に消費し、無駄なく使っていきましょう。私達の毎日の暮らしの中で実践できることはたくさんあると思いますよ!
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