教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第10回 栄養士さんのつぶやき 「七草粥」について
「七草粥」

 あけましておめでとうございます。皆さんよいお年を迎えられたことと思います。
 1月7日は「七草粥」です。皆さんのご家庭では1月7日の朝に七草粥を食べますか。
 中国では「人日(じんじつ)の節句」で、この日にその年の吉凶を占ったといわれています。この日が晴天なら吉、雨天なら凶の兆しということです。又、この日には邪気払いのために七種の菜を暖かい汁物にして食べてその年の無病息災を願いました。
 日本では15日の小正月に小豆粥を食べる習慣があったことから、今では汁物から(七草)粥へと変わっていったようです。
 春の七草は、セリ:競り勝つ、ナズナ:なでて汚れを除く、ゴギョウ:仏体、ハコベ:繁栄する、ホトケノザ:仏の安座、スズナ:神を呼ぶ鈴音、スズシロ:清白であるなど、それぞれに意味がこめられています。
 この七草は早春にいち早く芽吹く若菜の生命力を食して、その力にあやかるという意味があります。また、ビタミンが豊富で消化促進効力があり、野菜が不足する冬を健康に過ごす生活の知恵でもあります。他には、おせち料理に疲れた胃袋を整える役割もあります。
 いずれにしても、今年も家族みんなが元気に暮らせますように!という願いがこめられています。いつの時代でも、どんな地域でもその気持ちはみんな同じですね。
 皆さんも今年一年間、どうぞお元気でお過ごし下さい!!
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