教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
園医のつぶやき『卒業おめでとうございます~風しんワクチンについて~』
園医のつぶやき その10
『卒業おめでとうございます~風しんワクチンについて~』

年長さん、卒園おめでとうございます。幼稚園で楽しい事、悲しい事色々あったと思いますが、小学校入学を楽しみにされておいでのことと、思います。
平成23年3月11日には東日本大震災が、平成24年7月には九州北部豪雨がありました。一瞬にしてお家が無くなってしまった人もいます。また、お家はあっても、原子力発電所の事故で、故郷から避難しなくてはいけない人もいます。
私たちは、幸せなことに、ここ宗像で海や山の幸に恵まれながら生活できています。日常生活がほぼ不自由なく送れている「ふるさと」のありがたさに感謝することを、忘れないようにしたいですね。
小学校でも元気いっぱい、充実した生活を送られることを願っております。
現実に戻って恐縮ですが、年長さんで、MR(ましん・ふうしん)ワクチンの2期を受けてない方がおられましたら3月30日(31日は日曜日)までに受けて下さい(4月1日から有料になってしまいます。
最近、風しんが流行しています。MRワクチンが1回だけだと大人になった時、免疫が落ちてしまって風しんに感染する人がいます。妊娠して3か月(~5か月という報告もあります)以内に感染してしまうと、先天性風疹症候群(白内障、難聴、心臓病などの病気が起こり得ます)に、お腹の赤ちゃんが罹患してしまう危険性があります。男性も、外で感染して奥さんに移す可能性があるので、他人事ではありません。
 よろしくお願い申し上げます。

 さて、年中さん、年少さん。3月は、少し胃腸炎が流行るかもしれません。ノロウイルスほど症状も流行も激しくないと予想されますが、手洗いをこまめにして、新しい年度を元気に迎えられることを祈っております。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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