教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
園医さんのつぶやき4月号(その107)『感染症の流行状況について』
新入園の皆様、おめでとうございます。
園医の宮原と申します。毎月このコーナーで、園で流行している病気の事や、皆さんに誤解を与えそうなマスメディアやSNSの情報について解説の場をお借りしています。また春と秋に園児さんの健康診断でお邪魔します。今年度は5月末に健診で伺います。よろしくお願い申し上げます。

最近の流行
まず、インフルエンザが流行しませんでした。2020年7~9月に南半球では全く流行せず、そのまま北半球でも2020年11月~2021年2月まで、ほぼゼロでした。皆さんのコロナ対策(人の移動を制限+マスク+手洗い)のおかげかと思われます。しかし、それをすり抜けてRSウイルスが流行しました。咽頭痛から始まって鼻水、痰がらみの咳に進展していきます。生後間もなく~数か月までの新生児・乳児期前半のお子さんにとっては入院が必要だったり、重症化してしまうこともあるコロナウイルスよりも注意が必要な病気です。通常は晩夏から初冬までの間に流行しますが、今年度は珍しく2月くらいから2歳前後のお子さんを中心に流行し始めました。成人もお子さん経由で罹患します。咽頭痛から鼻水、咳が出始め、副鼻腔炎や中耳炎、運が悪いと気管支炎や肺炎にもなりますのでご注意下さい。
RSウイルス以外にも季節の変わり目の風邪が数百種類あります。集団生活を始めたばかりのお子さんは、10日に1回のペースで風邪をひいて、急性副鼻腔炎(青バナが鼻から出る・溜まる)を断続的に繰り返しやすい傾向にあります。保護者の方々もお呼び出しがあるかもしれませんが、お勤め先でもご理解頂ける様お願い申し上げます。
他には、溶連菌やロタウイルス胃腸炎が流行する季節ですが、ロタウイルス胃腸炎に関しましては昨年10月から定期接種になったためか、かなり数が減っている様な印象です。溶連菌は、咽頭痛で始まりますが、咳や鼻水はあまり目立たず、発熱も1日だけで終わってしまうかもしれません。それで良かったと思うと「あせも」の様な細かい発疹が体幹や手足に出て来て「何だろうこれ?」みたいになります。園での流行情報のチェックをお願いします。

新型コロナのワクチン、都市部の医療従事者は2回目が終了している様ですが、宗像市は医療者の接種が未だ1回も行われていません。4月中の開始も厳しいかもしれず、高齢者の方への接種と同時になるのかもしれません。コロナウイルスはインフルエンザの様に、爆発的に感染が拡がる傾向にはありませんが、油断は禁物で、手洗い、マスク着用を励行して頂き、長時間の多人数によるマスクをはずしての密集は避けて頂く様、これからもご留意のほどお願い申し上げます。

それでは、今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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