教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
園医さんのつぶやき 12月号(その115号)【感染性胃腸炎とその他の感染症について】
少しずつ冷え込んで参りました。体調を崩されている方が増えてきました。

【感染性胃腸炎(別名;嘔吐・下痢、お腹の風邪)】
お腹をこわしている方が増えてきました。ノロウイルスだけではありませんが、似た様な症状を示すウイルスによる嘔吐下痢が流行しています。
【嘔吐した時は適度に胃腸を休めて、少しずつ水分補給してみましょう】
1回に大量に嘔吐した、または数回に少量ずつ嘔吐した場合、手持ちに制吐剤(ナウゼリン坐薬)があれば使用してみましょう。30分くらいしたら効果が出始めるので、一口ずつ水分を飲ませて下さい〈嘔吐する以外に「とてもお腹を痛がっている」「呼びかけに反応がない」場合は、嘔吐した量や回数にかかわらず、医療機関に受診しましょう〉。
水分摂取を始めて嘔吐しなければ、消化の良い食物を摂り始めても良いでしょう。
〈もし、制吐剤を入れても全く嘔吐が止まらない場合、または嘔吐は止まったけれど2食連続でまったく食事ができない場合も医療機関に受診しましょう〉

【消毒方法】
コロナウイルスはアルコールで消毒できますが、ノロウイルスや胃腸炎のウイルスにはアルコールは効果がなく、次亜塩素酸ナトリウム(ミルトンやハイター)を用います。
使用時にはゴーグルまたはメガネ等で眼の保護を、ビニールエプロンなどで自分の服の色落ちを防いで下さい。原液を用いると濃すぎるので希釈します。床、衣類、トイレの消毒には0.1%の濃度で、おもちゃ,調理器具など,直接に手で触れる部分などの消毒には0.02%の濃度にします。金属は腐食するので、最後に水拭きして下さい。
ペットボトルで消毒液を作成した際は、残液は乳幼児が飲まないように、一旦は安全な場所に一時保管するか速やかに廃棄して下さい。殺菌(ウイルスの不活化)作用が落ちますので、長期保存しないで下さい。
次亜塩素酸ナトリウムによる消毒液の作り方は下記を参考にして下さい
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/uploaded/attachment/120207.pdf
【インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症の動向】
11月29日の時点でインフルエンザ患者さんの報告は福岡県全体で2例です。皆様が感染対策を急激に緩めなければ、激増しないと予想されます。引き続き対策のほど、よろしくお願い致します。
新型コロナウイルスのオミクロン株については不明な点が多く、今後信頼できる情報をチェックして頂くようお願い申し上げます。基本的には今まで通りの対策を継続して頂ければ幸甚に存じます。

皆様が楽しいクリスマスを迎えられますよう、お祈り致します。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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