教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
2018年2月『嘔気・嘔吐から始まるインフルエンザ』
寒い日が続きますね。1月、福岡県はインフルエンザ大流行となってしまい、宗像市・福津市の小学校の学級閉鎖が多く発生しました。通常は12月末から2月にインフルエンザAが流行し、2月~4月にかけてインフルエンザBが流行しますが、今シーズンはBの流行が早くなったため、患者さんの数が爆発的に増加してしまいました。園児の皆さん、ご家族、大丈夫だったでしょうか?
2月のインフルエンザの流行状況が予測しづらいですが、寒さが厳しいと流行が長びく恐れがありますので、引き続きご留意頂きます様、よろしくお願い申し上げます。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢)の流行は現在のところインフルエンザほど目立ちませんが、油断なさらず、手洗いを励行して頂いて、ウイルスの体内への侵入を最小限にしましょう。嘔吐を2~3回したら医療機関に受診するか、おうちにナウゼリン坐薬があれば1回入れてみましょう。入れた後、30分間飲食を止めて、少しずつ水分摂取してみましょう。それでも嘔吐し続ければ、直ちに医療機関に受診して下さい。
また、メディアも伝えておりますが、嘔気・嘔吐から始まるインフルエンザ(A, B問わず)もあります。嘔吐や下痢があまりひどくならず、高熱が続く際はインフルエンザの可能性があるので、かかりつけ医とご相談下さい。
水痘、溶連菌、アデノウイルス、RSウイルス感染症の患者さんも少数ですがおられます。
どうぞ、ご注意願います。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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