教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
2018年3月『花粉症の季節ですね』
少し暖かくなってきました。それを待ちわびていたかの様に花粉が飛び始めました。
目のかゆみ、くしゃみ、はなみず、はなづまり等の症状が多いですね。現在は抗アレルギー薬の他に、舌下免疫療法や様々な手術療法と、重症度によって治療の選択肢が増えました。日常生活に大きな支障を来しておられる方は、かかりつけ医にご相談下さい。
花粉症(アレルギー性鼻炎)の薬を飲んでいる途中で、黄色、黄緑色、緑色で粘り気の強い鼻水が出て、おでこ、頬、頭の奥の方の痛みなどあれば、副鼻腔炎を合併している事がありますので、放置せずに受診してください。
年長さんで、MRワクチンの2回目を接種していない方は、3月31日までに済ませて下さい。4月以降でも接種出来ない事はありませんが、有料になってしまいます。また、日本脳炎の1期の3回目、4種混合接種の4回目は7歳6か月になる前日までが期限となっております。母子手帳を今一度確認下さい。問診票が手元に見つからない場合は、早めに宗像市役所こども課で再発行をしてもらって下さい。よろしくお願い致します。
冬季オリンピック、いろんな競技の様々な選手が活躍して、感動を分けてもらいました。頂点を目指す、勝ち取るのにどんな練習、努力、精神的な修練を積んできたのかと想像すると胸が熱くなります。保護者の皆さんも、これからお子さんが、芸術やスポーツに取り組んで、歯がゆかったり、悔しかったり、嬉しかったり、感動的だったりする場面があるかと思われます。ケガで休んだり、調子が出ないときは、時間が長く感じられ、もどかしい思いをなさると思いますが、どうか、焦らずにじっと心と体が回復するのを待って上げて頂きたいと願います。小学生の時に無理をして、中学生・高校生で競技ができなくなってしまっては、非常に残念です。「故障しているが、やっても良い」という無責任な言葉より、「しっかり2週間(または1カ月)休みなさい」と言ってくれる医師の方が、実は将来的に愛情があるのです。
さて、インフルエンザBは収束してきておりますが、インフルエンザAはまだの様です。暖かくなり、湿度が上昇する(雨が降る)と大流行は起こりにくいですが、どうぞ引き続きご注意下さい。小さいお子さんでは、ロタウイルス胃腸炎もどうぞご留意ください。白色で、酸っぱい臭いの便が続く時には、疑わしいです。
 
年長さんは、4月からの新生活に向けて楽しみな気持ちと、名残惜しさが混ざっているところではないでしょうか?ぴちぴちになった制服もよく頑張ってくれましたね。これからも、色んな所で、皆さんの事を応援してくれている人がいます。困った事があったら、相談してみてください。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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