教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
1月園医さんのつぶやき『再確認!インフルエンザ!』
新年を迎える頃、インフルエンザ感染症の流行はすでに収束しているかもしれませんが、
念のため、再度確認しておきましょう。
平成26年11月中旬から散発的にインフルエンザの患者さんがおられましたが、12月第2週から激増しました。今回の流行で気づいた事は、一人クラスに感染者が出た場合、その周囲の席の子がほぼ全員、しかも1~2日の短期間で感染していった事です。感染率が高く、感染スピードが速い印象です。
原稿を書いている12月14日には、幸いな事に重症者は出ていない様ですが、インフルエンザ脳症、肺炎に罹患されないかどうか引き続き注意していきたいと思います。
出席停止期間ですが、発症した日(≒発熱した日)を0日として、翌日から1,2,3,4,5と数えて5日目まで休むのが最低ラインになります。短くなることはありません。さらに、2日目に解熱した場合は6日目から出席できますが、3日目に解熱した場合は、その後4,5,6日まで休む必要があります。つまり解熱した日を0として、次の日から3日間は自宅静養です(小学生以上は解熱した日+2日間)。治療開始してもなかなか熱が下がらない場合は、細菌感染症を合併している可能性もあるため、再度受診して下さい。現在使用されているタミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタは、すべてノイラミニダーゼ阻害薬という種類の抗インフルエンザ薬ですが、抗生物質が細菌を殺すような作用はなく、あくまでもインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬剤なので、途中で止めたりすると解熱してもウイルスの排泄量は多いままです。自然治癒の場合は発症10日後までウイルスが検出されるケースもあり、年齢が低ければ低いほど、ウイルス排泄期間の長期化の傾向があります。
家族に感染者が発生した場合、他の家族が抗インフルエンザ薬の予防投与を希望される場合がありますが、その際は保険診療適応外になり、自費診療となります。それは医療機関が個々に決めている事ではなく、社会保険診療報酬支払基金(国民健康保険も同です)が決定しております。どうぞ御理解のほど宜しくお願い致します。
RSウイルス、ノロウイルスも12月中旬現在、感染している方おられます。皆様が楽しく健康な新年をお迎えになられますように。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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