本園について
1. 建学の精神
創立者松前重義は、青年時代に「人生いかに生きるべきか」について思い悩み、内村鑑三の研究会を訪ね、その思想に深く感銘を受けるようになりました。特にデンマークの教育による国づくりの歴史に啓発され、生涯を教育に捧げようと決意して、1935年に「望星学塾」を開設しました。ここに東海大学の原点があります。
創立者松前はこの「望星学塾」に次の四つの言葉を掲げました。

ここでは、身体を鍛え、知能を磨くとともに、人間、社会、自然、歴史、世界等に対する幅広い視野をもって、一人ひとりが人生の基盤となる思想を培い、人生の意義について共に考えつつ希望の星に向かって生きていこうと語りかけています。
本学園は、このような創立者の精神を受け継ぎ、明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人間性をもった人材を育てることにより、「調和のとれた文明社会を建設する」という理想を高く掲げ、歩み続けていきます。

2. 設置機関
認定こども園:4園、小学校:1校、中等部:6校、高等学校:14校、短大:1校大学・大学院:7キャンパス(23学部・62学科・専攻・課程・17研究科 31専攻)
研究所・研究センター:16機関、病院:3院、博物館・記念館:3館、海外拠点:6ヶ所
〇初等中等教育機関所在地:千葉、神奈川、東京、静岡、熊本、長野、北海道、福岡 、大阪、山梨、山形
〇高等教育機関所在地:神奈川、東京、静岡、熊本、北海道、ハワイ
本園のめざす幼児像
たくましい子どもに
愛情あふれる子どもに
大きな夢をもつ子どもに
本園では、東海大学の建学の精神にもとづき、「ちから」「ひかり」「のぞみ」を幼児像にかかげ、その育成に努めています。望ましい環境のなかで豊かな経験をしながら、一人ひとりの人格を尊重し、遊びを通してよりよい心情、意欲、態度を総合的に育んでいきます。
教育目標及び教育方針
『遊びを中心とした総合的な教育』がココにある!
幼児教育における「遊び」は、幼児の総合的な育ちを達成する有効な手段です。
幼児の発達段階や欲求に応じた対応を常に心がけることによって、
自立を促し、集団適応を援助し、意欲的で感性豊かな人材の育成をめざします。
自然との関り
自然を通して行う教育
自然の美しさ、不思議さ、厳しさや偉大さを知り、自然との共生のなかで生きることの大切さを学ぶことができる。
個々人の特性の尊重
一人ひとりの特性に対応する教育
幼児は遊びのなかから、興味や関心、生活習慣、友達との触れ合いの大切さを知り、これらが総合的に関わって、一人ひとりがそれぞれの特性をもって成長していく。
人と社会との関り
自立を促す教育
人と社会の関りをさまざまな方法で体験したり、仲間との遊びを活発にすることによって互いに競い、許し、認め合うことを学び、集団に適応する力が培われる。