園医さんのつぶやき
園医のつぶやき その162 「これからの季節、インフルエンザとウイルス性胃腸炎に気を付けましょう。」
皆様、こんにちは
10月下旬に、こども園へ内科健診に伺いました。
寒くなってきましたので、感冒症状、乾燥肌が目立ちました。身長の伸びが気になる方は、かかりつけで数か月おきに測定・評価してもらいましょう。年中(5歳児)健診、色々ご心配されている方と、お家ではあまり問題ないけれど集団生活ではちょっと、という方がおられました。思いがけず、市役所から連絡があるかもしれませんが、落ち着いてお話を聞いて頂いて、冷静に対応して頂けますと幸いです。よろしくお願い致します。
インフルエンザの流行が前倒し
千葉、埼玉、東京、神奈川や北海道、宮城、福島などの都道府県でかなり流行しています。
福岡県はそれらの県にくらべて流行はやや緩やかですが、油断は禁物です。
ウイルスが飛び散った物を吸い込んだり、触って口鼻から体内に入ったりすると感染します(飛沫・接触感染)。症状は頭痛、発熱、咳、鼻水、倦怠感などが典型的ですが、はき気や嘔吐で始まる事もあります。また、殆ど症状がない人もいます。寒くなってきましたが、1~2時間おきに換気して頂き、症状の出始めで着用可能な方はマスクして下さいますようお願い致します。発熱した日の翌日から5日間または解熱した日+3日間のどちらか長い方、お休みが必要です。年末にかけて慌ただしい日々とは思いますが、睡眠、休養、バランスの良い食事に留意願います。また、学童期以上に多いですが、厚労省の参考資料①のインフルエンザに伴う異常行動にもお気をつけ下さい。
ウイルス性胃腸炎にも注意をしましょう
例年、11月はウイルス性胃腸炎のお話をしています。胃腸炎を発症する病原体は多数ありますが、ノロウイルス対策を代表で取り上げています。厚労省の参考資料②をお読み下さい。大変よくまとまっています。
それでは、11月も元気よく、楽しいこども園生活が送れます様にお祈り申し上げます。
