教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第8回 「鍋&おせち料理」
栄養士さんのアドバイス「鍋&おせち料理」

 クリスマスソングが聞こえ、年賀状の販売が開始になると、なんだか駆け足をしないといけない気分になるのは私だけでしょうか。年内に片付けないと!と思うことが多いですね。
 こんな気忙しい時期には鍋料理がいいです!寒いので身体も温まりますし、なんといっても片づけが楽というのが嬉しいですね。
 鍋料理の魅力を考えてみましょう。まず、鍋料理は片付けだけではなく、準備も簡単です。白菜や青ねぎは包丁がなくても手でちぎることができます。食器と箸は子どもが食卓に運んでセットすることができます。食べるだけではなく調理、準備から係わることで食事に興味が持てます。
 また、鍋料理は野菜・きのこをたくさんとるので低エネルギーです。しかも、火を加えることにより食物繊維がやわらかくなり、胃の調子を整えることができます。鍋スープも味わえます。スープにはビタミン・ミネラル・アミノ酸などが溶け出ています。風邪予防にいいですね。鶏肉・豚肉・魚介類も使いますので、アラ・骨のゼラチン質がスープに溶け出て美肌効果もあります。
 いいことずくめの鍋料理を囲んで、年の瀬を家族団らん、元気にお過ごし下さい。
 新年を迎えるためのおせち料理についても一言。給食の献立の中で、うずら豆やうぐいす豆などの煮豆が甘くて大好き!とよく言われます。でも、黒豆も大好き!また黒豆を入れて!と声をかけられます。子ども達に聞いてみると、多くの子どもが黒豆が好きだと言います。黒豆は黒豆大豆といって、大豆の一種です。他の豆類に比べると煮る時間がかかりますが今年は煮豆に挑戦してみませんか。子ども達の嬉しそうな顔が目に浮かびます。おせち料理と言ったらお母さんの黒豆!と一生の宝物になるかもしれませんね。
 どうぞよい年をお迎え下さい。
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