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健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第2回『楽しい夏休みを元気に過ごすために、清涼飲料水の摂り方について』
こんにちは。もうすぐ楽しい夏休みが始まりますね。暑い夏になると水分補給は欠かせません。のどがかわいた時に何を飲むことが多いでしょうか。市販の清涼飲料水をよく飲む人は注意が必要です。
(なぜ危険?)
 「市販の清涼飲料水は糖分が多い」ということがよく言われ、実際に気をつけている人も多いと思います。糖分自体は私たちが生活をする上で必要な栄養素ですが、特に甘い砂糖が多いジュースやお菓子などで糖分を摂りすぎてしまうと虫歯になりやすくなったり、お腹がいっぱいになって必要な食事が減ってしまったりします。また、ジュースなどでの糖分の過剰摂取は体がだるくなって夏バテの原因になります。

(どのくらいの砂糖が含まれるの?)
では、市販の清涼飲料水にはどのくらいの糖分が入っているでしょうか?
スティックシュガー1本を3グラムで換算すると…コップ1杯あたり
★うんしゅうみかん濃縮還元ジュース : スティックシュガー8本分
★りんご濃縮還元ジュース : スティックシュガー9本分
★乳酸菌飲料 : スティックシュガー9本分
★ヨーグルトドリンクタイプ : スティックシュガー13~14本分
★炭酸飲料(コーラ350ml) : スティックシュガー14本分
★炭酸飲料(サイダー350ml) : スティックシュガー12~13本分
★スポーツドリンク(500ml) : スティックシュガー8~11本分
厚生労働省「保健指導における学習教材集」より抜粋


♪夏バテを予防するコツ♪
・基本的な水分補給はお茶や水で
・清涼飲料水は1日に飲む量と時間を決める

砂糖が清涼飲料水にこんなに入っているなんて驚きです。特に食事の時に摂るとジュースを食事と混同してしまうので、おやつとして摂ることをおすすめします。
上手に取り入れ、暑い夏を元気に過ごしましょう!

栄養士 佐仲 麻世
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