教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第5回 『ネバネバ・ツルツル』
 暑くて、長い夏休み真最中ですね。「早寝、早起き、朝ごはん」はできていますか?
 さて、暑くなると「ネバネバ食品」という言葉をよく耳にしませんか?オクラ・ツルムラサキ・モロヘイヤ(野菜類)モズク・コンブ・メカブ(海藻類)山芋・里芋(イモ類)納豆・なめこ・もちなどがあります。
 これらのネバネバ・ツルツルの正体は、水溶性の食物繊維のフコダイン・アルギン酸・ペクチンであったり、たんぱく質と糖が結合したものです。
 水溶性の食物繊維は、海藻の中でゼリー状で存在し細胞間隙を満たしています。高血圧の原因のひとつであるナトリウムの排泄を促し、血圧を下げる働きのあるカリウムを摂取できることで血糖値を正常に保つ役割を果します。また、ヌメリの効果で余分なコレステロールを包みこんで体外に排出し、血中コレステロール値を下げる働きをします。
 これらの成分は、細胞の増殖機能や新陳代謝を促進させる働きがあるので、老化防止や疲労回復に役立ちます。また、呼吸器や消化器の粘膜を保護してくれるので、風邪や胃炎の予防に有効だとも言われています。
 手軽にできて、のどごしも良いネバネバ食品を使った料理が暑い夏に増えるのは納得できますね。近年ではコンビニやスーパーでもたくさんの種類の「ネバネバ丼」が売られています。参考にしてみるのもいいですね。しっかり食べて、夏バテしないようにしましょう !!
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