教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第4回 『献立表見ていますか?』
 みなさんは毎月幼稚園から配られる献立表を見て、夕食が重ならないように工夫されていることと思います。
 材料の中の「血や肉をつくる」食品は、魚介類、肉類、豆・豆製品、乳・乳製品や卵などがあります。これらの食品は鉄、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2のほか良質のたんぱく質を多く含みます。魚介類の中でも特に小魚はカルシウムが豊富です。また、豆・豆製品は畑の肉と言われるほどたくさんのたん白質を含みますので、積極的にとりたい食品です。
 次に、「熱や力になる」食品は、穀物、油脂や砂糖などで主にエネルギー源となります。米は主にエネルギー源ですが、たん白質も含みます。
 「体の調子を整える」食品は野菜や果物などがあります。ビタミン類、ミネラル類や食物繊維を多く含みます。サラダには生のまま食べられる淡色野菜(キャベツ、きゅうり、レタス、トマトなど)が多いです。小松菜、ほうれん草や人参などの緑黄色野菜はビタミンAやビタミンCが多く含まれています。火を通して嵩(かさ)を減らして食べましょう。
 くだものはビタミンCを豊富に含むものもありますが、果糖が多く繊維が少ないものが多いので注意しましょう。くだものは野菜の代わりにはなりません。
 私達は直接「栄養素」を目に見ることはできません。しかし、何でもバランス良く!!好きなものばかり食べる外食よりも、ありあわせの食事でもできるだけ手作りを心がけましょう。
 「山のもの」はあるかな、「海のもの」はあるかな、と考えてみるだけでも栄養素の偏(かたよ)りは減ってきます。「山のもの」のなかでも、葉ものはあるか、茎のものはあるか、根のものはあるか、と組み合わせもちょっと考えましょう。「海のもの」は大きな魚から小さな魚や海藻までいろいろありますよ。
 ふだん何気なく食べているものもバランスよくとることで偏食の少ない元気な子どもに育ってほしいものです。
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