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健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第11回 栄養士さんのつぶやき 『鍋』
『鍋』

「鍋」という言葉に皆さんは何を想像しますか?この寒い季節では料理を作る道具としての「鍋」というよりも、あたたかい湯気と楽しそうな声が聞こえてきそうな「鍋料理」ではないでしょうか。
「鍋」は準備も片付けも簡単。しかも冷蔵庫の余り物を使うことができ、一石二鳥以上になります。みんなで食卓を囲み、話が弾むことも魅力です。
さて、皆さんはどんな「鍋」がお好みですか?水炊き、寄せ鍋、キムチ鍋、モツ鍋、トマト鍋、すき焼き、おでんetc書き出せばきりがありません。
私の子どもの頃は水炊きが主流でした。これは、水や味つけをしていないだし汁などで具材を煮込み、ポン酢しょうゆ(柑橘類のしぼり汁にしょうゆを加えた和食の調味料)につけていただくものです。私の母はしぼりたてのダイダイ(みかん科の果実)にしょうゆを加えたポン酢しょうゆを好んで使っていました。本当に酸っぱかったのをよく覚えています。
今ではたくさんの種類の鍋スープが販売されています。それで鍋の種類が幅広い層に広がったのだと思います。
では、皆さんは鍋に入れる白菜は生のまま使いますか?ちょっと面倒かもしれませんが、白菜はサッと下茹でして下さい。葉がしんなりする程度で充分です。下茹ですることにより余分な水分がぬけて、スープの味がうすくなることがなく、白菜にも味がしみ込みやすくなります。白菜を追加して入れても、火が通っているので、白菜があたたまるだけですぐに食べることができます。皿に盛り付ける時には、かさばらず便利です。
ここ宗像では産直の白菜を購入する機会も多いと思いますが、下茹ですることにより水洗いで落としきれなかった葉の間の小さなごみ等を取り除くことができるのもいいですね。
大寒の時期を元気に乗り切るために、鍋を囲んで心も身体もあたたまりましょう。「ひと手間」は家族の笑顔のために!!
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